2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の雑談

さて振替休日となった本日でしたが、本日も僕はいつもどおりでした。ただ毎日とにかく昼間が眠い。もう本当に眠気との格闘で、部屋にいると何もできなくなります。眠気を我慢しながら本を読んでも、途中で気を失うように寝そうになったりしてます。 たぶん身…

日本人のしつけは衰退したか  広田照幸

みなさんはどのような「教育」や「しつけ」をされて育ちましたか?あるいは今成長期の子どもを持つお父さんとお母さんはどんな「教育」や「しつけ」を考えていますか。現代社会ではこの「教育」と「しつけ」は複雑に絡み合っていて、どのようことを子どもに…

大門玉手箱と古本屋に行ってきた

大門玉手箱に行って来ました。こじんまりとした神社の境内で古本中心というよりは雑貨や食べ物も多く売られていて、なかなか得がたい体験でした。そこで僕はビビっときた扇子を800円で購入して、家族のためにパンケーキをも買いました。試食ができたので、ほ…

大門玉手箱のお知らせ

大門玉手箱という一箱古本市から派生したイベントが、なんと毎月田舎の奈良で開催されているのです!開催者様のサイト http://tamatehako.exblog.jp/興味があったのですが、今まで時間の都合があわず参加できませんでした。しかし今回参加!!・・・ではなく…

源氏物語  上・中・下巻  長谷川法世 作

本書は古典の中の古典と言われる源氏物語をマンガで描いた作品だ。しかしマンガといえどあなどるなかれ。マンガでも中身はトンデモなく濃い作品になっている。マンガだけならともかく脚注までひとつひとつ読んでいくと、マンガで描かれている内容の背景の深…

タテ社会の人間関係  中根千枝

あなたはタテ社会という言葉に対して、どのような感覚を持ちますか?会社や学校での先輩・後輩関係、上司と部下、地方を国など上下関係の日本社会などを想像するのが普通でしょう。本書はそれらについても言及しているのですが、そういう上下関係以上の抽象…

雑談など

今日は病院の予約日だったのでいってきました。最近眠くてたまらない時間がありますと僕がいったら、もっと早く寝なさいとあたりまえのことを言われた。そりゃそうだよね。毎晩午前5時〜6時まで起きて何かしらの本を読んだり、文章書いたりしてたらそうなる…

「超」整理法  野口悠紀雄

知識をどのように活かすか、思考をどのように行うことについて、「思考の整理学」外山滋比古と「知的生産の技術」梅棹忠夫の2冊を連続して読み、このブログで紹介してきました。今回3冊目に当たるのは、「「超」整理法」野口悠紀雄で、本書で書かれているの…

知的生産の技術  梅棹忠夫

前回考えるための方法として「思考の整理学」を紹介しましたが、この「知的生産の技術」はさらに以前に書かれた創造的な知的生産を行うための本です。 僕の知る限り、この「知的生産の技術」と川喜田二郎の「発想法」が戦後に書かれた知的生産のための方法を…

人生始めてのバッティングセンター

ひきこもり体質の僕が、恥ずかしながら今回初めてバッティングセンターに行きました。 父と65キロ、75キロ、85キロを体験して10キロ違うだけでずいぶんと差を感じるものだと思いました。僕の打ち玉の多くはカスってファールで、ゴロにもなかなかいきません。…

ベーシック・インカム入門 無条件給付の基本所得を考える 山森亮

約2年前に書いた文章を晒すというのはどうにも気恥ずかしいですが、それでもこの文章は読まれる価値があるのではないかと思い公開します。今現在の僕はベーシックインカムの思想はここで書かれているより多少違う意見をもっていて、ここでの文章の熱さを失…

思考の整理学  外山滋比古

一時期とある大型書店でこのようなPOPのもと売られている本があった。 「東大生が一番読んでいる本!」 その本こそ、今回紹介する「思考の整理学」である。実はそのPOPを見た時に嫌な気持ちになったので、その時は購入しませんでした。しかしある時に本書を…

ニコ生放送について

以前の記事で放送を再開すると発表しましたが、もうそろそろ一枠放送してみようと考えています。常連さんから新しい方までいろいろな人と触れあってみんなが楽しい時間を過ごせれば、僕は感無量です。コミュニティの名前などは以前と変更しましたが、僕自身…

つぎはぎだらけの脳と心  デイビット・J・リンデン  夏目大 訳

脳はアイスクリームコーンの上にアイスを載せるように進化してきた・・・。この例えにはいささか面を食らう方も多いと思いますが、読み進めていくうちにそのたとえ通りに脳って発達してきたことに納得できるでしょう。 私たちの脳を構成している「ニューロン…

2012年3月の読書メーター

3月の読書メーター読んだ本の数:41冊読んだページ数:13459ページナイス数:45ナイス綿の国星 漫画文庫 全4巻 完結セット (白泉社文庫)作者: 大島弓子出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2011/08/11メディア: コミックこの商品を含むブログを見るチビ猫である…

星の王子さま  サンテグジュペリ  池澤夏樹 訳

子どもの行動や創造力って大人からみると不可思議にみえることがよくあります。でもそれはすでに自分が大人の世界にすっかり馴染んでしまい、子どもの世界への共感を失っていることを意味しています。ある時、とある子供の王子様がある惑星からやってきたら…

日本の「情」とはなんだろう

お粗末ながら、日本文化の主流に存在する日本の「情」について少し考えてみました。この「情」という言葉は非常に多くのニュアンスを含んだ言葉です。 ためしにgoo辞書から「情」の意味を調べてみましょう。 じょう〔ジヤウ〕【情】 1 物に感じて動く心の働…

蹴りたい背中  綿矢りさ

高校になってから急にクラスのグループに馴染めなくなり、クラスでも浮いた存在になっている女の子の「私」。いっぽうどこにでもいそうな男子高校生である「にな川」は、実はある女性ファッション誌に出てくる「女の子」に夢中で、自分の世界に篭りっきりに…

もうそろそろアクションが必要じゃないか?

まずはこの記事から。http://agora-web.jp/archives/1448153.html若者よ、立ち上がれ!!と言われて立ち上がりたい同世代の人間ってどれぐらいいるのだろうか。少なくとも自分はそんなに簡単に立ち上がりたくない。なぜなら、もうどうにもならないいんじゃな…

イノベーションとは何か  池田信夫

近頃ちょくちょく「イノベーション」なる言葉を耳にする方は多いのではないでしょうか。でもよくある「イノベーション」の日本語訳は「技術革新」とされ、なるほど「技術革新」こそ「イノベーション」であり我社も常に技術の発展に日々努力するぞ!!なんて…

Googleパスワード更新でスマートフォンが大変なことになった

Googleの2段階認証プロセスを実行し、セキュリティを高めようとしたのだけど、それは問題なく成功したんだ。問題が起きたのはスマートフォンであるT01-cにGoogleアカウントを再度設定しようとした時だった。この機種はなんと一度アカウントを作ると、パスワ…

アメリカ人と日本人の知能について

カナダのウォータールー大学で、アメリカ人と日本人の知能をテストした結果日本人の知能はほとんど25歳で完成されることがわかった。 Rocket News24 http://rocketnews24.com/2012/04/11/201873/ニュースの社会科学的な裏側 http://www.anlyznews.com/2012…

最後の親鸞  吉本隆明

親鸞という聖の晩年から彼の思想を解き明かそうとする、一種のアクロバティックな思想本。もとは叡山で修行していた親鸞が、叡山を降り、六角夢告の後、法然の元で浄土思想を極めようとする。しかし法然一派の活動が後鳥羽上皇の怒りに触れ、親鸞は越後に配…

スペインとギリシャは失業者だらけ

まずはこちらの記事をお読みください。ジョン太郎とヴィヴィ子のお金の話様より 2011年07月23日 ●スペインの若者の失業率をご存じですか? http://jovivi.seesaa.net/article/216330358.html2011年12月04日 ●続・スペインの若者の失業率をご存じですか? htt…

池田vs橋本論争

すべては池田信夫氏のこの記事が発端だった。http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51783035.html池田氏が書くブログの内容はいくつかに分類できるが、この記事は典型的な政治を扇情するタイプの記事だ。今の言葉を使うなら、政治を「ディス」た記事にな…

ニコ生放送の再開について

このブログを約2年間更新していない間に、みなさん様々なことがあったと思います。僕の方は、相変わらずな生活と読書をつづけていましたが、それまでの言論に対して自分の浅さを反省する日々であり、また新しいことを書物を通して知るぐらいしかしていませ…

老人と海  アーネスト・ヘミングウェイ  福田恆存訳

サンチャゴというひとりの老漁師が、メキシコ湾の隣接する小さな漁港に住んでいる。今では冴えない漁師の彼だが、近くに住む少年と共に平和な漁をしながら過ごしている。 ある早朝サンチャゴはフッと遠出の漁をしようと決めた。しかしここから人生において二…

狂気と犯罪  芹沢一也

「狂人」・・・この言葉には人を不安にさせる何かを感じます。その「狂人」が起こす犯罪はしばしばセンセーショナルに取り上げられ、社会問題になります。しかし本当に「狂人」だけが犯罪を犯し、また彼らを隔離することが社会にとって良いことなのでしょう…

寝ながら学べる構造主義  内田樹

ちまたでは、構造主義は難解だとよく言われます。実際に構造主義・ポスト構造主義を明晰に解説したといわれる浅田彰の「構造と力」がチンプンカンプンだった人もおられると思います。「構造と力」は一種の試金石のようになっていて、わかるかわからないかで…

複雑で単純な世界  ニール・ジョンソン  阪本芳久訳

みなさんは複雑性という言葉をご存知ですか?実は複雑性や複雑性科学と言う言葉は、たいへん一部でですがもてはやされています。ぼくは複雑性科学こそ本当の科学だ!と言うような文章を読んだこともありますが、果たして実態はどのようなものでしょう。 著者…