アメリカ人と日本人の知能について

カナダのウォータールー大学で、アメリカ人と日本人の知能をテストした結果日本人の知能はほとんど25歳で完成されることがわかった。


Rocket News24
http://rocketnews24.com/2012/04/11/201873/

ニュースの社会科学的な裏側
http://www.anlyznews.com/2012/04/25.html


これらの記事によると日本人の個人間知能は早く完成されたあとには、もう伸びていないが、アメリカは日本人よりも個人間知能は低めだが、年を取ると共に伸びていく。グループ間知能も日本人は25歳から75歳まで一定だが、アメリカでは25歳の時点では低くても、その後75歳までに日本人を超えるほど伸びている。


集団主義が中心の社会では個人間スキル(お互いに分かり合う)が必要になり、個人主義が中心となる社会では集団間スキル(社会について理解する)が重要になるようだ。


これはなにを意味しているのだろうか。これを読み限りでは日本人は基本アメリカ人よりも早熟といえる。しかし25歳で限界を向かえてその後の変化がほとんどない。だがUNCORRELATEDさんもおっしゃっている通り、教科書的な問題解決で測っているみたいなので、この記事だけで知能を鵜呑みにするといろいろ勘違いする可能性がある。知能に関する判断は難しいのだ。


しかし日本人は25歳までに形成された好奇心や知能を延長していっているだけなのだろうか?いろんなことに挑戦しようとする精神を心の片隅にでもおいておかないと、いざというときにフレームの変化に対応できなさそうだし、自分からの変化もできなくなる。


Economist紙の最後の言葉は、日本人だろうと、アメリカ人だろうと、何人だろうと忘れてはいけないだろう。

do not assume, little grasshopper, that your prejudices are correct.


P.S.
ここでいうgrasshopperはどうも比喩的に以下の意味になるっぽい。
(figuratively) a young student in initial stages of training who has been chosen on account of their obvious talent.

http://ejje.weblio.jp/content/grasshopper より