2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

君はまだ本を読むのかい?

こんなことを突然いわれたら、ぼくの人生の70%は否定されてしまいますが、しかし最近とある人にもう本を読むのをやめろと言われました。その人から見ればぼくはもう本を読む必要がない人間に見えるのでしょうが、ぼくとしては本を読むのをやめるつもりがあ…

砂糖の世界史  川北稔

みなさんは甘いお菓子が好きですか?ぼくはあまり好きな方ではありませんが、それでも日常甘いお菓子はよく食べます。ましてや甘いもの大好きな方はトンデモなく召し上がってしまい、思わずカロリーを気にしてしまう人もきっと多いでしょう。しかしこんなに…

共産党宣言  マルクス エンゲルス共著  大内兵衛 向坂逸郎 訳

”ヨーロッパに幽霊が出る-----共産主義という幽霊である”。この衝撃的な一文から始まる本書「共産党宣言」は出版された1848年から20世紀の終わりまで政治や思想に強い影響力をもった1冊でした。アメリカ独立戦争とフランス革命とナポレオンの登場はヨ…

だいたいでいいじゃない  吉本隆明  大塚英志

だいたいでいいじゃない。そのタイトルに故吉本隆明氏と大塚英志氏が対談するとどうなるのかが気になって本書を手に取りました。まず本書は1997年から2000年まで4回に渡って対談した記録であり、対談も最初はエヴァンゲリオンを見た吉本氏の話を聞きながら大…

クローチェ 1866−1952  倉科岳志 と ブルクハルトとヨーロッパ像  W(ヴェルナー).ケーギ  坂井直芳 訳

さて今回は以前から言っていたふたりの人物についての歴史観や思想、そして哲学についてどのようなセンスを持ち合わせていたかについての論文を少々書いていきます。当初はブルクハルトもクローチェも別々に書評しようと考えていましたが、読み終わったあと…

2012年12月の読書メーターまとめ

2012年12月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2277ページ ナイス数:65ナイス http://book.akahoshitakuya.com/u/38779/matome?invite_id=38779■葉隠―マンガ日本の古典 (26) 中公文庫 「葉隠」は山本常朝が説話したことを佐賀藩士・田代陣基…

255書評-ご冗談でしょう、ファインマンさん  R.P.ファインマン  大貫昌子 訳

本書の主人公ことリチャード・ファインマンは数多くの発見や考え方をもたらした20世紀有数の物理学者ですが、彼のしてきたことはとにかく面白い!。時にはまわりに迷惑になることをすることもあるけれど、彼はまさに好奇心が服を着て歩いている人という感…

 Hello to everyone who comes from Oxford University forum

Hi, When you read these sentences, I think you are interest in me if you come from the forum. I'm also interest in you about what you are doing, why you decided to participate in the course, and so on. I've written some books reviews by Ja…

え、今さらあけおめ?

はい、今さらですがあけましておめでとうございます。前年度はこのようなヘンテコブログに来てくださる方に本当に多くの方がいらっしゃって、もう本当に感激しております。更新しない時期が多いこのようなブログですが、皆さまの役に少しでもたてばこれ程嬉…

日本酒のスゴさを再発見

みなさんは「もやしもん」というマンガをご存知ですか?ぼくは「もやしもん」というマンガを定期的に読んでいるのですが、このマンガでは農業からお酒造り、さらに様々に醸す細菌まででてくる一見するとマニアックに見えるマンガです。ハッキリ言って細菌の…