2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

地ひらく  福田和也 著

石原莞爾。現代では彼は危険な事件を起こした軍人だったとか、名前だけ知っているとか、それ以前に名前すら知らない方も多いでしょう。しかし彼は太平洋戦争前の日本にとってひとつの方向を決めるのに影響力を与えた人間であり、現代でも彼の行動が理解され…

ノモンハンの夏  半藤一利

前回からの流れで、同じ著作者である半藤一利氏の「ノモンハンの夏」についての書評していきたいと思います。本書は必ずしもノモンハン事変での戦場を中心に描いていくわけではなく、当時の国際情勢から日本帝国陸軍の動きなどをくわえた多角的な見方でノモ…

あの戦争と日本人  半藤一利

作家半藤一利氏といえば、数多くの歴史本やノンフィクションを書くことで有名な方です。特に太平洋戦争や昭和史について記した著作が多く、今回はその中から「あの戦争と日本人」を取り上げ、次回に同じく半藤一利著の「ノモンハンの夏」について書評するつ…

本日の雑談 2012-09-19

この度妹が結婚することになりまして家中大騒ぎになっている忙しい家族ですが、皆さまはいかがお過ごしですか。 しかも挙式はハワイであげるとのことでして、さらに大変です。妹夫婦とお婿さんのご両親は一緒のパック旅行で行くので、あまり問題ありませんが…

夢と夢解釈  ジークムント・フロイト 著  金森誠也 訳

さて今回僕はフロイト思想の入門として本書「夢と夢解釈」を読んでみました。フロイトはあまりに有名な心理学者であり、多くの人が名前ぐらいは聞いたことあると答えることでしょう。しかし実際にフロイトの考えたことを知っている人はどれだけになるでしょ…

方法序説  デカルト 著  谷川多佳子 訳

お久しぶりです。8月中はなんとなく本を読む気が起こらずにアニメーションやマンガを中心に見ていて読んだ本の数が少ないですが、今回から溜まっていた本の書評を再開していきます。 しかしまたブログを書くことがとぎれとぎれになったりすると思いますが、…