アニメの感想

学戦都市アスタリスク(2クール目)

王道学園バトルトーナメントアニメ。
本作は原作を読んでいないためそれほど多く語れないが、アニメを見る限りストーリーの本番はトーナメント後にあるように思います。
そのための伏線も残しているが、果たして3クール目は作られるのだろうか・・・?
たぶん本作よりも「さすおに」の続篇が先だろう・・・というか映画化決定していたんですね。


Re:ゼロから始める異世界生活

繰り返す人生という地獄。
昨今「小説家になろう」という小説投稿サイトでは『転生系』というジャンルが確立されています。
私もちょくちょく読んでいるのですが、本作はその中でも異質さを放った作品と言えます。
だいたいの『転生系』は主人公かそれに近い人物が何らかの特殊能力(いわゆるチート)をもって転生するのですが、この作品での主人公はまったく特異な能力(転生は本人というより○○の能力)を持っていません。
そのために彼は地獄の苦しみを受け続けるのですが、これ以上はネタバレになるので割愛。
リゼロの作者長月達平氏の文章力と物語構成力は高く、なろう系では頭一つ抜けているように思います。
しかし300万字を超える長編作品のため、アニメにすると非常に中途半端なところで終わることになるでしょう。
アニメーションは丁寧に作られていますが、内容が内容なため2016年冬アニメの「この素晴らしい世界に祝福を!」のような面白さや「灰と幻想のグリムガル」のような雰囲気を求めると不快な思いをするかもしれません。


迷家-マヨイガ-

グロテスク群像劇☆。
すでに第一話から突っ込みどころしか無い登場人物たちとアレな世界観が特徴なアニメ。
この作品は誰が死んだり殺したりしたかや、レイプといった常軌を逸した行動に不快感を覚えない人向けと言えるでしょう。
本作のラストはおそらく国家機関や何らかの組織が廃村に人を集めて社会実験をしていた・・・といった展開になるでしょうが、そういったおおまかなストーリーよりも明日何が起こるかわからないといったようなジェットコースター展開がキモになるでしょう。