2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

マンガ脳科学入門  アングス・ゲラトゥリ  小林司 訳

脳が人間にとってすごく大事な機能を占めていることは現代ではほとんどの人が知る事実ですが、実は最近までその重要性が認識されていませんでした。現代は反対に脳についての研究が神話になって世間に流れ、どこまでが真実がわからない状態にまでなっていま…

マンガ心理学入門  ナイジェル・C・ベンソン  清水佳苗/大前泰彦 訳   マンガサイコセラピー入門  ナイジェル・C・ベンソン  清水佳苗/大前泰彦 訳  小林司 監訳

今回は心理学とサイコセラピーの入門書というこのブログではあまり取り上げなかった分野を紹介します。著者も訳者もほとんど同じであり、また同じ心理学の分野について言及しているように見えますが、実はお互いに補強し合うような内容になっているのです。 …

255書評-自由からの逃走 エーリッヒ・フロム 日高六郎 訳

前回の書評まではハイエクに関連した人物や本人の本を紹介しましたが、今回はフロイト派の学者でありながらもフロイトを批判して派閥を抜けだし、フロイトの影響を受けた独自の心理学で社会の分析をしたエーリッヒ・フロムによって1941年に書かれた「自…

255書評-隷属への道  F・A・ハイエク  西山千明 訳

これまでハイエクに関する興味について取り上げ続けてきましたが、最初に申したようにハイエクは僕に衝撃を与えた人物なのです。そして最初に読んだハイエクはおそらく彼の著書で一番有名な「隷属への道」になります。1944年に出版された本書は様々な影…

255書評-ハイエク 知識社会の自由主義  池田信夫

今回もハイエクつながりで読んだ本を紹介します。この本を読んだ当時池田信夫ブログを必死に読み込んでいて、ハイエクの自由というものがどれほどの射程を持っているのかに興味津々でした。今でもハイエクは読み切れていない感がありますが、多少自分の腑に…

「人間はどこまで動物か」  日高敏隆   「進化とはなんだろうか」  長谷川眞理子   「医療のこと、もっと知ってほしい」  山岡淳一郎

今回は3冊まとめて書評したいと思います。生物と人間の狭間とは何かを考えさせられる2冊と、さらに人間を助ける医療とはどういうものかを教えてくれる1冊です。どれもとても興味深くそれぞれ独立した書評でもいいかと考えましたが、むしろ3冊同時紹介するこ…

255書評-田中清玄自伝  インタビュー大須賀瑞夫

今日から過去に読書メーターで書いた読書評と現時点でのコメントを載せて紹介します。なんだかんだといって3年も記録をつけていると様々な知識や思考によって変わった考えもありますし、単純に読んだ本を思い出したいだけだったり、コアになっている自分の思…

読書メーター 2012-10月分のまとめ

2012年10月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:3367ページ ナイス数:52ナイス http://book.akahoshitakuya.com/u/38779/matome?invite_id=38779■医療のこと、もっと知ってほしい (岩波ジュニア新書) 正直に言ってこのような医療の世界があ…