2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧
ご無沙汰しております。更新期間が伸びていて調子が悪いように思われている方もおられるかもしれませんが、最近は薬を追加してもらったのが効いたのか調子は結構いいです。 本は読んでいますが、更新が面倒くさいせいかサボっております。もうしわけありませ…
本書「大森荘蔵 哲学の見本」は、東京大学で哲学を教えていた哲学者である大森荘蔵氏の思想について紹介したものです。しかしただ単純に思想を紹介するだけでなく、著者の野矢茂樹氏の批評や、前期・中期・後期と区別される大森哲学の一貫性を説いていたりす…
本書の著作者であるアルビン・トフラーは「未来の衝撃」や「第三の波」など未来がどのように変化するかについて記述した著作で有名になった人で、しばしば「未来学者」という肩書きで説明されることも多いです。「富の未来」という邦訳ですが、原題は「Revol…
「やりたいことのないヤツは社会起業家になれ」。なんとも挑発しているような、それともエールを送っているようなタイトルですが、内容は著者である山本繁氏が体当たりで送ってきた人生について描かれています。山本氏の行動力はスゴイくて、どことなくアメ…
本書こと[「ニート」って言うな!]は実はすでに二年前に読んでいて、「ニート」を取りまく問題について何かしら語ろうとして挫折していたのですが、この挫折が今までも僕を縛り付けていると感じていたので、今回再読することで僕の「ニート」問題にある程度…
日本は情報戦略に非常に弱いことが一部で有名です。最近では佐藤優氏などの著作にもありますが、日本人は外交や情報、諜報などに関する意識が鈍感で、情報や諜報の世界を考えたこともない人たちが多いと感じることはよくあります。 今と変わらず情報に対する…
今回紹介する本は僕が以前読んだ「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」の続編で、名前は「戦略の本質」とはどういうものかということをいくつかのケーススタディから導き出しつつ、そのエッセンスを抽出していきます。「失敗の本質」は日本人の管理者やリーダ…
1945年8月6日は世界にとって衝撃の日になったといっていいでしょう。アメリカ軍が世界で初めて原子爆弾を日本に目掛けて投下したことは、人間が人間を殺傷するだけでなく地球の環境も潰せるようになる手段を人間が手に入れたことを意味していますし、…
またもやお久しぶりです。もうこれを毎回使ってもいいほど更新の期間が空いてしまいますが、どうにも調子が悪いのでそういうことになってしまいます。あまりに調子が悪いのでお酒もあまり飲まなくなってきていますが、それにしては頭痛が起きているという状…
今回は太宰治作品を2つ連続で読んだので、まとめて書評しておきます。この内『斜陽』は1947年12月に新潮社から単行本として発行され、『人間失格』・『グッド・バイ』は1948年7月に筑摩書房から発行されました。いわゆる太宰作品の中でも最晩年にかかれ、お…