軍事
石原莞爾。現代では彼は危険な事件を起こした軍人だったとか、名前だけ知っているとか、それ以前に名前すら知らない方も多いでしょう。しかし彼は太平洋戦争前の日本にとってひとつの方向を決めるのに影響力を与えた人間であり、現代でも彼の行動が理解され…
前回からの流れで、同じ著作者である半藤一利氏の「ノモンハンの夏」についての書評していきたいと思います。本書は必ずしもノモンハン事変での戦場を中心に描いていくわけではなく、当時の国際情勢から日本帝国陸軍の動きなどをくわえた多角的な見方でノモ…
作家半藤一利氏といえば、数多くの歴史本やノンフィクションを書くことで有名な方です。特に太平洋戦争や昭和史について記した著作が多く、今回はその中から「あの戦争と日本人」を取り上げ、次回に同じく半藤一利著の「ノモンハンの夏」について書評するつ…
日本は情報戦略に非常に弱いことが一部で有名です。最近では佐藤優氏などの著作にもありますが、日本人は外交や情報、諜報などに関する意識が鈍感で、情報や諜報の世界を考えたこともない人たちが多いと感じることはよくあります。 今と変わらず情報に対する…
今回紹介する本は僕が以前読んだ「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」の続編で、名前は「戦略の本質」とはどういうものかということをいくつかのケーススタディから導き出しつつ、そのエッセンスを抽出していきます。「失敗の本質」は日本人の管理者やリーダ…