2012年3月の読書メーター
3月の読書メーター
読んだ本の数:41冊
読んだページ数:13459ページ
ナイス数:45ナイス
- 作者: 大島弓子
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2011/08/11
- メディア: コミック
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チビ猫である時間はほんのわずかであっという間に通りすぎていき、その間にいろんなことをいっぱい知って少しずつ大人の猫になる。そのわずかの時間にどんな体験をして、どんなことを想像したかで自分がなる大人が決まってくる。人間の子どももこのように様々な出来事からいろんなことを想像しているのだ。チビの体験している世界は、どこか郷愁とせつなさを僕に与えてくれる。
読了日:03月31日 著者:大島 弓子
カムイ伝全集―決定版 (第1部4) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 白土三平
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/10/28
- メディア: コミック
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読了日:03月31日 著者:白土 三平
- 作者: 山本七平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1983/10
- メディア: 文庫
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読了日:03月29日 著者:山本 七平
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 文庫
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あれからさらに一冊強のノートを出して、ようやく読むことができた。「遊学」を全体としてみると茫洋とした雰囲気が紙面に漂っていて、内容の濃さと次々に編集するセイゴオ先生独特のリズムを存分に楽しむことができるだろう。しかしセイゴオ先生が書くひとりひとりを見ていくと、「遊学」の姿が変わってみえるのだ。そう、プリズムに反射する光のように。実はその茫洋とした中にも、本流とも言うべき筋が貫かれているのだ。それは「存在・存在学(ontology)」だ。すべての項目に関わっているわけではないけれど、「存在」は重要なテーマだ
読了日:03月26日 著者:松岡 正剛
- 作者: いがらしゆみこ
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2000/04/01
- メディア: 文庫
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娘の頃の恋愛から、大人になったあとの恋愛まで刻まれている濃厚な人生の記録。男と女の性と愛のはざまで悩みつつ翻弄される人生は、ひどいとみるべきかかわいそうとみるか、それともうたかたの夢とみるべきか・・・。この恋愛話の前では、その辺の恋バナなんて消し飛んでしまう。今のところ人生で読んだ恋愛話中でナンバーワン。原作に挑むかどうか迷う。
読了日:03月23日 著者:いがらし ゆみこ
- 作者: 寺山修司
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/01/01
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読了日:03月20日 著者:寺山 修司
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/12/01
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読了日:03月19日 著者:水木 しげる
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/11/01
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読了日:03月19日 著者:水木 しげる
- 作者: 廣松渉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/06/12
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読了日:03月18日 著者:廣松 渉
- 作者: 大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1996/03
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読了日:03月15日 著者:大槻 ケンヂ
- 作者: 大澤真幸
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1998/07
- メディア: 新書
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読了日:03月14日 著者:大澤 真幸
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/11/16
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読了日:03月13日 著者:内田 樹
- 作者: 丸山真男
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1961/11/20
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読了日:03月13日 著者:丸山 真男,丸山 眞男
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/11/22
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東はルソーの「一般意志」を、政府の意思でもなく個人の意志の総和でもなく、数学的存在であると語る。そこから数学的「一般意志」をデーターベースとして捉え直し、現在変わり続けている情報環境に「一般意志」を適合(アップデート)させて「一般意志2.0」としている。この「一般意志2.0」=データーベースを可視化し、国家と社会に組み込むことで熟議民主主義の限界を超えようというのだ。。。考え方はおもしろいし、なるほどと思った所もあるけれど、できれば「一般意志2.0」への批判に対する答えを別で用意して欲しいと思う。
読了日:03月10日 著者:東 浩紀
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 単行本
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読了日:03月08日 著者:松岡 正剛
科学でわかる男と女の心と脳 男はなぜ若い子が好きか?女はなぜ金持ちが好きか? (サイエンス・アイ新書)
- 作者: 麻生一枝,東雲水生
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2010/03/16
- メディア: 新書
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男はなぜ若い子が好きか、女はなぜお金持ちが好きかと聞かれたら、男も女もドキっとする。それを動物行動学の「自然淘汰による進化」という立場から、男と女と人間を覗いていく。「自然淘汰」という刺激の強い見方からは、男は女の若さから良い遺伝子を残そうとし、女は男から資源を得ようとする。そんな性を決めるのは、1,外性器の性、2,性自認の性、3,性指向の性と3つの神経回路分裂時にうけた男性ホルモンなどによるという。性はとても不安定で、偶然に変化をつづけるものかもしれない。
読了日:03月07日 著者:麻生 一枝
- 作者: 松田真澄
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 1995/10
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読了日:03月06日 著者:松田 真澄
ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)
- 作者: 東浩紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/16
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読了日:03月04日 著者:東 浩紀
- 作者: 南陀楼綾繁
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/11/17
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読了日:03月03日 著者:南陀楼 綾繁
読了日:03月03日 著者:白土 三平
カムイ伝全集―決定版 (第1部2) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 白土三平
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/09/30
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読了日:03月03日 著者:白土 三平
カムイ伝全集―決定版 (第1部14) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 白土三平
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/03/30
- メディア: コミック
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読了日:03月03日 著者:白土 三平
- 作者: と学会
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 1996/03
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読了日:03月02日 著者:
「科学」という言葉には、「科学」だからすべて正しいとされていることと、「科学」だから人間や自然に悪いという先入観が世の中に存在していることを感じる。もともと「科学」というのは絶対の存在になれないからこそ、体裁を保てている。しかし漠然と生きていると「科学」とは何かなんて考えないし、考える機会もない。今後の生活上で「科学」とのコミュニケーションは必要不可欠だと思う。「科学そのものにダマされない、科学を装った言説にダマされない、科学者を騙る者にダマされない」という文章に、ホントにその通りだと感じさせられた。
読了日:03月01日 著者:菊池 誠,松永 和紀,伊勢田 哲治,平川 秀幸,片瀬 久美子
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2003/09
- メディア: 文庫
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読了日:03月01日 著者:松岡 正剛
- 作者: 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1991/08/01
- メディア: 文庫
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読了日:03月01日 著者:戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎
- 作者: ニール・ジョンソン,阪本芳久
- 出版社/メーカー: インターシフト
- 発売日: 2011/11/28
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複雑性や複雑性科学をいう言葉が一部でもてはやされているけど、じゃあいったい複雑性って何を意味しているのだろうか。著者は「相互作用している多数の要素の集合で生じる現象の研究」と考えている。言いかえると様々な人の行動などがお互いにどのように影響しあっていて、さらにそこからなぜ新しいことや創造が生まれてくるのだろうかという研究だ。本書ではどうして普段の生活から秩序や意思決定が発生するのかを丁寧に説明する。後半は複雑系モデルを実際のケースに当てはめて解説するけど、ちょっと勇み足なところがあってなんとも言えない。
読了日:03月01日 著者:ニール・ジョンソン
- 作者: 浅田彰
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/12/01
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再読。UFOから超科学、オカルトに予言、偽史など超マイナーな本を次々に解読(?)していく「と学会」!中学生時代にこの「トンデモ本の世界」でお腹を抱えながら読んだけれど、今回も門田泰明先生の「黒豹シリーズ」でお腹を抱えて大笑いさせていただきました。その他清家新一先生のUFO制作に度肝を抜かれたり、川尻徹先生のノストラダム解釈に人間の想像力の広大さを感じたりしましたwちなみに父親がいまだにアダムスキー型のUFOを信じていますが、そのまま最後まで信じてほしいと思っている僕は最低な息子でしょうか。
- 作者: と学会
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 1999/01
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読了日:03月01日 著者:2004年度のと学会と第12回トンデモ本大賞の発表会を収録。ハーレクイン小説てどんな物か気になっていたけれど、ラストはいつもハッピーエンドってことは物語の構造はかなり単純だったんですね・・・。ライトノベルのハーレム展開からはハーレクインのハッピーエンドを笑うことはできないけれど、シチュエーション勝負が基本にもかかわらずたくさんの本が出版されていることに驚くwその他のポイントは、サメの進化論とか「私説アルプスの少女ハイジその後」とか「歯は中心だった」とかだろうか(歯が臓器ってどういうこと?w)。
- 作者: と学会
- 出版社/メーカー: 楽工社
- 発売日: 2005/06/17
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読了日:03月01日 著者:と学会
2003年度のと学会と第11回トンデモ本大賞の発表会を収録。今の日本では大気中をふわふわ飛ぶプルトニウムの絵本を笑うことはできないけれど、台湾の秋葉原のレポートやマガジンベイブスで美女が銃をぶっ放す映像とかあいわらずな内容だ。プレアデス星人とかオリオンのくノ一って一体何なんだろうw
- 作者: と学会
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2003/04
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読了日:03月01日 著者:と学会
- 作者: と学会
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2002/01
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2002年度のと学会と第10回トンデモ本大賞の発表会を収録。トンデモ本以外のトンデモグッズやトンデモビデオにもついつい笑いを誘われる。「SF作家オモロ大放談」とか「奇想天外SF兵器」とか読んでみたいと思った僕は末期患者です。本当にありがとうございます。
読了日:03月01日 著者:と学会
- 作者: 坂田靖子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/10/01
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10〜14世紀に作られたと推測される10の短編と断章からなる「堤中納言物語」を漫画化した本。ひとつのまとまったお話として読むのではなく、1つ1つバラバラな話がまとまっただけのように感じる。虫愛づる姫君ってもしかすると元になった女性がいたんだろうか。
読了日:03月01日 著者:坂田 靖子
長保5(1003)年4月から翌正月までの和泉式部と敦道親王との恋愛の成り行きを記した「和泉式部日記」を漫画化した本。駆け引きだらけでせつない恋愛を実際に体験したら、身も心も疲れ果てそう。
- 作者: いがらしゆみこ
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/09/01
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読了日:03月01日 著者:いがらし ゆみこ
古代エジプトから始まる数学の歴史をわかりやすいお話にしている。ピラミッドを測る、商品を測る、大砲の軌道を計算する、国力を測る、ギャンブルを計算するなど、こうして読むと数学が実際の生活から生まれた分野だということがスッキリわかる。マンガ おはなし数学史―これなら読める!これならわかる! (ブルーバックス)
- 作者: 佐々木ケン,仲田紀夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/12/20
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読了日:03月01日 著者:佐々木 ケン
- 作者: さいとうたかを,早坂茂三,戸川猪佐武
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/11/18
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[エッセイや討論などバラバラに書かれた原稿をひとつにまとめた評論集。中でも今村仁司との対談である「ドゥルーズ=ガタリをよむ」と、柄谷行人・岩井克人との対談の「マルクス・貨幣・言語」は参考になるところが多かった。ただ気になるのは、本書で提示されたマルクスについての考察がその後提示された方向に進まなかったのではないか。スキゾフレニックな能力をパラノイアックに回路づけて生まれる差異というダイナミズムをマルクスは見ていたというならば、それを前提とした2012年から見るマルクスはどのように見ればいいのだろうか。
- 作者: さいとうたかを,早坂茂三,戸川猪佐武
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大平と対決した三木と福田の抗争は最終的に大平の死去によって解消された。大平の弔い選挙の結果、自民党が圧勝したがその後継をめぐって一波乱が起きる。ここでも中曽根康弘は慎重に動き、首相候補を目されていなかった鈴木善幸がピンチヒッターとして首相になる。このころから第三世代リーダーと言われる政治家に注目が集まる。しかし田中軍団、宮沢喜一と田中六助の抗争、福田憤怒が鈴木首相の命運を左右することになる。
読了日:03月01日 著者:さいとう たかを
- 作者: さいとうたかを,早坂茂三,戸川猪佐武
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景気回復に自信を持った大平は解散総選挙に打って出たが、財政再建のための消費税創設をかかげて惨敗する(もっとも1議席減なので今から見るとまったく惨敗じゃない)。そのけじめに党が割れるというのも平和の証だった・・・と今から見返すとそう見える。大平は粘りに粘り、傷だらけになりながらもなんとか自民党総裁の地位を確保する。しかし大平の頑固さが衆議院解散につながる。
読了日:03月01日 著者:さいとう たかを
- 作者: さいとうたかを,早坂茂三,戸川猪佐武
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自民党の重鎮であり、ずっと首相候補だった福田赳夫はイマイチ自民党を掌握できず、ここぞという情況で負け続けていた。選挙の敗北で三木が降りた後横滑りでついに福田は首相になることができ、ついに宿願をとげる。しかしずっと福田のライバルだった田中とその盟友である大平が虎視眈々と福田の後を狙う。福田の2期をかけた公選で、大平と田中は有利と言われていた福田を田中の選挙攻勢で福田を破る。しかし党内少数派の大平は、党内運営に苦労することになる。
読了日:03月01日 著者:さいとう たかを
- 作者: さいとうたかを,早坂茂三,戸川猪佐武
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田中角栄が金権体質だと告発されて退陣に追い込まれた後、だれが後継になるかで自民党は紛糾する。その調整役として椎名副総裁がつとめ、様々な利害を検討した結果三木武夫が総理として決定する。その後ロッキード事件が発覚して自民党と田中は窮地に立たされるが、三木は「クリーン三木」を掲げて党の体制を保とうとする。それに福田と大平は三木おろしをしようとするがうまくいかず、最終的に三木の命運を決めたのは選挙での敗北だった。
読了日:03月01日 著者:さいとう たかを
- 作者: さいとうたかを,早坂茂三,戸川猪佐武
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政界の中でも妙に目立った人物だった田中角栄。その田中はずっと佐藤を支援してきたが、ついに独立して田中派を立ち上げる。首相の座に長く居すぎた佐藤は、回りから完全に白けられていた。その中で保守本命の福田赳夫と田中角栄、大平正芳と三木武夫の4候補が公選にのぞんだが、決選投票で大平派と三木派の支援をうけた田中が首相になる。
[戦後の日本政治がコテコテの人情とタテ社会によって形作られていることを痛切に感じた。しかも将来の首相候補はあらかじめ「空気」でだいたい決まっていたのだ。ただ首相候補が首相になるのにはまだ早いとか、田中軍団の人海戦術などで番狂わせが起こることによって、首相になる順番が変わっていっただけだった。中曽根元首相は平和な時代に行政改革を進めた、という日本政治のなかでも特出な業績がある。今の日本も、政治、社会問題に対して抜本的なアクティブがなければどうしようもない。
読了日:03月01日 著者:さいとう たかを
2012年3月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
読了日:03月01日 著者:さいとう たかを
読了日:03月01日 著者:浅田 彰