大門玉手箱と古本屋に行ってきた

大門玉手箱に行って来ました。こじんまりとした神社の境内で古本中心というよりは雑貨や食べ物も多く売られていて、なかなか得がたい体験でした。そこで僕はビビっときた扇子を800円で購入して、家族のためにパンケーキをも買いました。試食ができたので、ほとんどすべてを試食する勢いで試食しました(^_^;)全部試食していって下さいねとおっしゃって下さいましたが、やはりそういうわけにはいきません。
そして大門玉手箱について多少詳しい事情も聞け、なるほどと思いました。詳しいことはここで書かないほうがいいと判断しますので書きませんが、ともかく一月に一回この大門玉手箱をしていきたいとのことでした。ただどんな状態になっても古本は必須ですよw僕にとっても今日はとても収穫の大きい一日でした。





その後奈良の古本屋をあさる。今日は当たりの多い日で、いろいろ買い込んでしまった・・・。網野善彦の「日本の社会の歴史」シリーズや小林秀雄の「ドストエフスキイの生活」、武田泰淳の「ひかりごけ」など名作を買えました。
そしてすでに読んだ浅田彰氏の「構造と力」とか「ヘルメスの音楽」っていらないんじゃないかと自問自答したけど、どっちも300円だったので購入。浅田氏って人文知を限りなくリミットまで進めたのだけど、そこにとどまり過ぎてその壁を突き抜けれなくなったのだと感じる。ポストモダニズムの哲学は全てを相対化し、此岸と彼岸の境目をウロウロするハメになってしまった。浅田氏はウロウロすることを選んだけど、もっとできることってなかったのだろうかと考えてしまう。今の自分が何もできていないから、特にそう感じる。僕もウロウロするような性格だから、せめて言葉の力を信じて磨いていきたい。自分だけじゃなくて、社会も日本もそろそろ動かないとマズイ。成長しようとする経済と自己と、それに反して衰退しようとする経済と自己の狭間で僕たちが苦労させられるのは確実だ。