2010-01-01から1年間の記事一覧

構造と力―記号論を超えて 浅田彰

構造と力―記号論を超えて作者: 浅田彰出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1983/09/10メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 183回この商品を含むブログ (141件) を見る本書「構造と力」は、現代日本思想にいい意味でも悪い意味でも影響をあたえた本だ。80年…

3月分の読書メーターまとめ

3月分の読書メーターのまとめです。今月はマンガ読んでた日が多かったせいか、先月より4冊減少しました。それでも2日に一冊読んでると思えば、それなりなんでしょうか。 3月の読書メーター読んだ本の数:16冊読んだページ数:3931ページ 組織を強くする技…

雑談など

最近マンガばかり読んでます。マンガについても感想を書きたいのですが、どういうふうに書こうかな・・・。いまいち具合がつかめないんですよね。

夕暮れのソメイヨシノ

夕暮れに ただずむ桜 まだつぼみ ということで、桜はまだつぼみです。 でも例年に比べてつぼみになるのが早いかも・・・。 母は、すでにちょっと桜が咲いてたよって言ったけど、みなさんのところはどうですか?

今こそアーレントを読み直す 仲正昌樹

ハンナ・アーレントはドイツ出身で、その後アメリカに亡命した政治哲学者、思想家だ。著者の仲正昌樹氏は「アーレントになり代わって考える」p21という態度ではじめているものの、なかなか本格的なアーレント入門書になっているように思う(専門家ではないの…

雑談など

ようやくバークの書評かいたぞー。 いや、読むのもつかれたし、書くにもつかれた。 しかしまだ書かないといけない本が・・・あっーーーー。

フランス革命についての省察 ほか エドマンド・バーク 水田洋・水田珠枝 訳

エドマンド・バークは、保守主義の父として有名な政治家であり、政治哲学者だった。しかし、ウィキにもある通りかなり誤解されやすい人物で、彼の思想はしばしば攻撃された。彼の保守思想の本質は、ただ現体制の擁護だけじゃなくて、社会や政治は均衡した自…

次世代ウェブ -グーグルの次のモデル- 佐々木俊尚

今回はインターネット関係の本を紹介したい。本書で語られる次世代ウェブとは、web2.0のことだ。いきなりweb2.0と言われて、どういうものかピンとくる人にはもう本書はいらないかもしれない。しかも2010年時点で、web2.0という言葉もつかわれなくなっている…

奈良県立図書情報館にまた行ってきた

今度は結構いい感じで写ってるとおもいます! ここで一週間に一回か、二週間に一度訪れて本を借りてます。 今回借りたのは浅田彰「構造と力」、松岡正剛「ルナティクス」、山鳥重「「わかる」とはどういうことか」、斎藤環「社会的ひきこもり」です。それよ…

原発・正力・CIA 有馬哲夫

正力松太郎は元警察官僚で、読売新聞社を今のように仕立てた傑物だ。そしてそういう地位にいたのだから、必ずしもきれいな体だったわけではない。 陰謀とはやっかいなもので、当時からいろんなうわさは出まわるのだけれども、だれもそれを確かだと証明できな…

雑談など

変な時間に起きてしまった。 今日はオイスターのエロマンガを読んでいたせいか、気分が良くない・・・。 陵辱もので、あれほど絶望感を出せる漫画家はいないだろう。 女の心と体をじっくりと壊していく様を見せられると、興奮やら、絶望やらをないまぜにした…

職業としての学問 マックス・ウェーバー 尾高邦雄 訳

今回は、マックス・ウェーバーだ。社会学をかじったことのない人でも、その名を聞いたことがあるかもしれない。実は欧米の社会学の中では、彼の業績は古典としてあつかわれているのだけど、日本ではいろいろあるらしく、社会学の第一人者になっている。この…

第二回チベット旅行記 河口慧海

かつてチベットに潜入した河口慧海師が、再びチベットに訪れたときの旅行記だ。 わたしには好きな坊主がふたりいる。ひとりは山本玄峰で、ふたり目は他でもなくこの河口慧海だ。他にも破格といっていい坊主はいっぱいいますが、名前しかしらないので、とりあ…

流れる星は生きている 藤原てい

流れる星は生きている (中公文庫)作者: 藤原てい出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2002/07/25メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 102回この商品を含むブログ (68件) を見るある日、国家が崩壊したときの物語。 物語とカンタンに言ってもいいものだろう…

2月分の読書メーターのコメントでもあげてみるか

読書メーターでつけているコメントも、ブログの足しになるかと思うのであげてみます。こうしてみると、それなりに読んでいるんだな〜。 2月の読書メーター読んだ本の数:20冊読んだページ数:5604ページ 改訂新版 共同幻想論 (角川ソフィア文庫)作者: 吉本隆…

アバター見にいった

今日近所の映画館でアバター見てきました。 アバターのすごさは、日本アニメのような世界と、スターシップトゥルーパーズに代表される欧米SFの合体ということだと思う。 3Dもたしかにすごいんだけど、それは言われるほどよくはなかった。というか、二日酔い…

組織を強くする技術の伝え方 畑村洋太郎

「失敗学のすすめ」や「創造学のすすめ」などで知られている、畑村洋太郎氏による「技術」がいかに伝わるようになるかを説明する、教育本だ。 畑村氏はまず序盤で、本書においての技術をこう定義する。 本書における「技術」とは、「知識やシステムを使い、…

ようやくブログらしいネタ

二週間ぶりに、奈良県立図書情報館にいってきました!ちょっと画像をとる時間がなかったし、天気も悪かったので二枚だけなんです・・・。 天気のいい日に、もう一度チャレンジしたいと思います。

共同幻想論 吉本隆明

おどろいた。本書自体が幻想なことに。 目次: 角川文庫のための序 p5 全著作集のための序 p10 序 p16 禁制論 p40 憑人論 p65 巫覡論 p83 巫女論 p101 他界論 p118 祭儀論 p136 母性論 p156 対幻想論 p174 罪責論 p197 規範論 p218 起源論 p239 後記 p264 「…

雑談など

ブログ作ったわりにはほとんど更新してませんorz。地中海についての書評をまとめてやろうと思ってはいたのですが、本を読むこと以外とくに何もしてないんです・・・。とりあえずこんな感じでグダグダ話したり、ネットでこんなの見つけたよとか、外出したとき…

暗黙知の次元 マイケル・ポランニー

暗黙知とは、普段は意識や言葉の下に隠れているけれども、たしかに日常で働いているダイナミックな知の動きだ。これだけではどういうものかわからないので、ちょっと説明してみよう。 ポランニーはふたつの実験の結果から、暗黙知が働く条件をみつける。ひと…

ローマ亡き後の地中海世界 上・下巻

西ローマ帝国が滅亡し、東ローマ帝国が完全に変質してしまった後の、地中海世界について描かれた本。おもに地中海の西側と海賊の関係に焦点があてられているので、地中海についての優れた史書としては読めない。塩野七生の著作はほぼ全部読んできた人だけど…

地中海世界 フェルナン・ブローデル編

塩野七生の「ローマ亡き後の地中海世界」を読んだついでに、ブローデルも初体験。フェルナン・ブローデル(1902-1985)はフランスを代表する歴史学者のひとりで、歴史を幅広い視点からとらえ、特に経済や地理的条件を強調したことで有名だ。「地中海世界」は…

日垣隆「すぐに稼げる文章術」で紹介されているおすすめ本(33冊+1冊)読了

アルファブロガーで有名な小飼弾氏の紹介にある33冊(うち3冊はレファ本)+1(すぐに稼げる文章術)を読み終わりました。最初に読んだショーペンハウアーの「読書について 他二偏」が11月30日となっているので、他の本も読みつつも、約3ヶ月で達成したこと…

はじめまして

みなさんはじめまして。greengokeと申します。 普段まわりの友人達からは「ごけ」と言われるので、そう呼んでいただいてもかまいません。このたび人生で初めてブログを作ってみたのですが、その第一の理由は読書記録を拡大させるためです。 読書メーター htt…